コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

自民党総裁選 じみんとうそうさいせん

2件 の用語解説(自民党総裁選の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

自民党総裁選

自民党の党則では、総裁が欠けた場合は衆参両院議員による選挙を行うことになっている。2000年4月に小渕恵三首相(自民党総裁)が脳梗塞で倒れ、再起が絶望視されたことによって、自民党総裁選行われることになったが、派閥首脳たち(森喜朗幹事長、亀井静香政調会長、野中広務幹事長代理、村上正邦参院議員会長、青木幹雄官房長官=いずれも当時。これが「5人組の密議」と呼ばれた)の話し合いで森幹事長を後継総裁に推すことが決まり、他に立候補の動きもなかったことから、選挙がないまま、森が新総裁に就任した。総裁候補といわれた加藤紘一元幹事長も、小渕が倒れた異常事態を考慮して立候補しなかった。同年6月の総選挙で自民党は271議席を233議席に減らしたが、与党3党で271議席という絶対安定多数を維持したこともあって、森首相は続投し、加藤らも首相の責任を追及しなかった。加藤はその5カ月後に森内閣不信任案に同調する動きを見せたが、結局不発に終わった。森首相の退陣表明を受けた01年4月の総裁選には、小泉純一郎橋本龍太郎、亀井静香、麻生太郎が立候補。各都道府県に3票を与え、国会議員の票と合わせて争う仕組みとなった。都道府県連のほとんどは予備選を行い、1位の候補が3票を独占するところが多かった。小泉は地方で有利な戦いを進め、圧勝した。国会議員の投票でも亀井が辞退したため、小泉が1回目で投票総数の過半数に当たる298票をとり、橋本の155票、麻生の31票に大差をつけて新総裁に選出された。小泉は参院選後の8月10日の自民党両院議員総会で再選が承認された。03年9月の総裁選は小泉、亀井に橋本派の藤井孝男、高村派の高村正彦の4人で争われた。地方票は比例配分(ドント式)となり、青木幹雄が率いる橋本派の参院議員約40人が小泉支持に回ったことなどから小泉が圧勝。得票は小泉(議員票194、地方票205、計399)、亀井(66、73、139)、藤井(50、15、65)、高村(47、7、54)だった。小泉は再選を受けて、当選3回の安倍晋三前官房副長官を党幹事長に起用するなどの新体制を組み、総選挙に向けて党の「刷新」をアピールした。小泉は05年の郵政総選挙で圧勝したが、党則通り06年9月の任期満了で退陣。総裁選では安倍晋三が谷垣禎一、麻生太郎を破って第21代自民党総裁に就任、首相に指名された。その後07年9月に福田康夫が、08年9月には麻生太郎が自民党総裁に就任し、首相に指名された。

(星浩 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

自民党総裁選

立候補には20人の国会議員を推薦人として集める必要がある。野田氏は立候補をめざしたが、9月8日の告示日までに推薦人を集められず、断念。安倍首相が2001年8月の小泉純一郎元首相以来、約14年ぶりの無投票で再選した。総裁任期は3年。

(2015-12-19 朝日新聞 朝刊 岐阜全県・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

自民党総裁選の関連キーワード自民党両院協議会みんなの党首相指名櫛の歯が欠けたよう党則自民党の公認調整自民党の両院議員総会党首の第一声会派自民党

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

自民党総裁選の関連情報