デジタル大辞泉 「自然資本」の意味・読み・例文・類語 しぜん‐しほん【自然資本】 森林・土壌・大気・水・生物資源などを、経済学における資本とみなしたもの。フローとしての生態系サービスを生み出す基盤となるストックとしての自然をさす。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「自然資本」の解説 自然資本 動植物、大気、水、土壌、鉱物などの天然資源のこと。従来、経済活動において自然環境は無料または安価に使える資源と見なされてきたが、過剰な利用によって地球温暖化や生態系に深刻なダメージを与えた側面がある。そこで21世紀にかけて、自然環境は経済活動を支える重要な資本であるととらえ、これを適切に評価・管理しようとする「自然資本」の概念が生まれた。例えば、企業が発展途上国から食品などの原材料を調達する際に、生産地域の農家が持続可能な経営を行えるように経済的に支援することで、過度の伐採や焼畑農法などによる森林の減少を防ぐなど、自然資本への投資を伴った事業活動を行う企業が増えつつある。 (2020-8-27) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報