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経済学 けいざいがくeconomics

翻訳|economics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経済学
けいざいがく
economics

社会科学の一部門で,経済に関する学問。経済学が対象とする経済とは,私的所有と私企業制度を基礎として高度に発達した現代の市場機構を中心とする経済組織をいう。経済に対する接近方法には,(1) 経済を「循環する流れ」とみる見方,(2) 多数の目的に対する手段の希少性によって特徴づける立場,(3) 効用ないし福祉を出発点とする考え方,(4) 経済をシステムとしてとらえる立場などがある。また経済学は,価値判断に基づく政策評価を含むか否かによって,規範的経済学 (→厚生経済学 ) と実証的経済学とに分けることもできる。経済学のうち,経済過程全体の輪郭を全体として扱う部分をマクロ経済学と呼び,これに対し個々の経済単位の行動とその対象をそのまま分析する部分をミクロ経済学という。また静学・動学の区別がある (→経済静学・経済動学 ) 。

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百科事典マイペディアの解説

経済学【けいざいがく】

広義では,人間社会の各発展段階における物質的財貨の生産と分配の法則を窮める社会科学系の学問。普通は,資本主義社会の経済法則を窮める学問と狭義に解される。体系としての経済学は早くから資本主義の発達した英国に生まれた。
→関連項目行動科学

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世界大百科事典 第2版の解説

けいざいがく【経済学 economics】


【分析対象による分類】
 経済学は経済現象を対象とする社会科学の一領域である。主としてその分析対象によって数多くの分野に分類される。まず経済理論はミクロ経済学マクロ経済学に分けられる。ミクロ経済学は,経済を構成する個別的な経済主体,つまり個人,企業がどのような経済行動を選択するかという問題を分析したり,個別的な産業について,生産技術,生産規模がどのようにして決定されるかということを論じ,さまざまな財貨・サービスの相対価格を分析する。

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大辞林 第三版の解説

けいざいがく【経済学】

人間社会の経済現象、特に、財貨・サービスの生産・交換・消費の法則を研究する学問。法則を抽出する理論経済学、理論の応用である政策学、経済現象を史的に捉える経済史学に大別される。

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世界大百科事典内の経済学の言及

【市場】より

…こうして市場は,場所からいっても機能からいっても局所的なものでなく,社会的機能をもつがゆえにそうなるのだが,他の社会制度からの限界づけや他の制度との調和を伝統,慣行,法規則などのかたちで制度に組み込んだ売買の制度であるといえる。(3)ところで経済学では,いっそう抽象的なかたちで市場を構想する。それによれば市場とは,いわば無名の経済人(ホモ・エコノミクス)たちがセルフ・インタレストを動機にして自由に作用しあい,各財・サービスの需要・供給関係を価格によって調整していく機構(メカニズム)である。…

【実証経済学】より

…経済学の方法論に関する一つの考え方。経済学は,ある理論的仮説にもとづいて,論理的・演繹(えんえき)的方法によって,理論的命題ないしは政策的命題を導き出し,経験的ないしは実証的分析を通じて,これらの命題が正しいかどうかということを検討する。…

※「経済学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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