興醒める(読み)キョウザメル

デジタル大辞泉 「興醒める」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ざ・める【興醒める】

[動マ下一][文]きょうざ・む[マ下二]《「きょうさめる」とも》あることがきっかけとなって、それまでの楽しい気分や興味が薄れる。「へたな芝居に―・めた顔」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「興醒める」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ざ・める【興醒】

  1. 〘 自動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]きょうざ・む 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙きょう(興)が醒(さ)める
    1. [初出の実例]「いとけうさめて、車に乗りて帰りぬ」(出典:春のみやまぢ(1280))
    2. 「さても義経が今の姿を御覧ぜられば、日ごろの御心ざしもけうさめてこそ思し召され候はめ」(出典:義経記(室町中か)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android