舌三寸のさえずりに五尺の身を果たす(読み)したさんずんのさえずりにごしゃくのみをはたす

精選版 日本国語大辞典 の解説

したさんずん【舌三寸】 の=さえずりに[=誤(あやま)りより]五尺(ごしゃく)の身(み)を果(は)たす

無駄なおしゃべり一身をあやまる。口先原因で命を失うほどの大きなわざわいが起こることをいうたとえ。
幸若・しつか(室町末‐近世初)「舌は禍(わざはひ)の根、口は禍の門、舌三寸のさえづりをもって五尺のみをはたす」

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