舞込(読み)まいこむ

精選版 日本国語大辞典 「舞込」の意味・読み・例文・類語

まい‐こ・む まひ‥【舞込】

〘自マ五(四)〙
① 雨や雪、また花びらなどが、舞いながらはいってくる。
※俳諧・七番日記‐文化一〇年(1813)一月「舞込だ福大黒と梅の花」
② どこからともなくはいってくる。思いがけなくはいってくる。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「滅多にむぐり込だら角兵衛獅子が舞込(マヒコン)だといふだらう」
③ おどりながらはいってくる。
落語三軒長屋(1894)〈四代目橘家円喬〉「チキリンチャンと舞ひ込んだ時に、玄関坊ちゃんが遊んで居たのに気が附かねへで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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