舟丁(読み)ふなちよう

日本歴史地名大系 「舟丁」の解説

舟丁
ふなちよう

[現在地名]仙台市舟丁

南材木みなみざいもく町の西、通町とおりまち(奥州街道)の一筋西の道に割付けられた足軽屋敷。北東こく町、西は石名坂いしなざか。正保仙台城絵図では町名はないが町屋敷と記され、穀町と接するところからこれより南行止りまで一町一七間とある。「仙台鹿の子」には本舟もとふな丁とあり、南材木町西裏の二町をさし、舟衆がいたので名があるという。しかし同書の約八〇年後に成立の「残月台本荒萩」では南材木町裏二町ともに本弓もとゆみ町というとあり、もと弓衆居住していたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android