航空機の耐熱構造(読み)こうくうきのたいねつこうぞう(その他表記)heat-resistant construction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「航空機の耐熱構造」の意味・わかりやすい解説

航空機の耐熱構造
こうくうきのたいねつこうぞう
heat-resistant construction

超音速航空機の機体表面に生ずる高温,高熱から,機体そのものや内部の乗員,搭載品などを守るための特殊な構造。およそ二つの方法がある。第1は,表面にはりつけた材料が溶けて,蒸発したり昇華したりすることで熱をくい止める方法 (アブレーション ) 。第2は,高温に耐える材料を表面にはりつけておき,内部の構造との間に断熱層をおく方法である。どちらの方法を採用する場合も,飛行による荷重と熱応力とが重ならないようにする。そのためには,飛行荷重に耐える構造は内部につくり,ハニカム構造などの断熱層を介して,最外側に溶融材あるいは耐熱 (耐火) 材料を取り付ける。耐火金属材料としてはニオブ,モリブデンなど,耐火非金属材料としてはセラミックスが用いられる。 (→空力加熱 )

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