般若杁(読み)はんにやいり

日本歴史地名大系 「般若杁」の解説

般若杁
はんにやいり

[現在地名]扶桑町山那

尾張志」は「岩手村にあり。長十八間・横二間・高一間。古来より隣村岩手村の地にあるをいかなる故にか般若杁と称す。慶長年中、伊奈備前守検地のとき、此杁と小田井村の二ツ杁とを作る。是当国に大閘を作る始めなり」とし、慶長一三年(一六〇八)出来説は、「府志」や「徇行記」所引の「尾陽旧話」がとっている。これに対し「地方古義」「用悪両水鑑」(徳川林政史蔵)は元和五年(一六一九)出来説である。杁の製作者は「尾陽旧話」によれば「此時、杁ヲ造シ大工無之、一ノ宮六助ト云大工、播磨ヘ行習ヒ得テ来リ造之、于今、其跡尾張中杁大工頭ナリ、一ノ宮ニ住ス」とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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