日本歴史地名大系 「船蔵町」の解説 船蔵町ふなくらまち 長崎県:下県郡厳原町府中城下船蔵町[現在地名]厳原町大手橋(おおてばし)大手橋町の南部にある。府中(ふちゆう)商人町二四ヵ町の一つで、御船蔵(おふなくら)町ともいう。東の浜(ひがしのはま)の船着場で、町名は船を納める庫があったことに由来する(津島紀事)。延宝四年(一六七六)の屋敷帳(宗家文庫文書)に「御船蔵前之町」とみえ、御船蔵下代らの屋敷二五軒。同九年船改番所が置かれ、これより立亀下(たてがみした)・小田浜(おだはま)・東川端(ひがしかわばた)一帯は陸地化して問屋街を形成した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by