良疇寺(読み)りようちゆうじ

日本歴史地名大系 「良疇寺」の解説

良疇寺
りようちゆうじ

[現在地名]長浜市下坂浜町

琵琶湖畔、対岸の比良の山々を一望する景勝の地にある。平安山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊阿弥陀如来。弘長二年(一二六二)佐々木茂山道倫の開基、天山を開祖とする。もと曹洞宗で、一五世住職の時に臨済宗に改宗したと伝える。北条時頼は当寺に寄留したうえ、阿弥陀三尊像を寄進し、佐々木氏に命じて永久寺えいきゆうじ村方三町の田を寄付したという(坂田郡志)。元亀二年(一五七一)織田氏の兵火で焼失したが、慶長七年(一六〇二)検地帳に寺領五反余とあり、延宝検地も同様。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む