日本歴史地名大系 「良疇寺」の解説 良疇寺りようちゆうじ 滋賀県:長浜市下坂浜村良疇寺[現在地名]長浜市下坂浜町琵琶湖畔、対岸の比良の山々を一望する景勝の地にある。平安山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊阿弥陀如来。弘長二年(一二六二)佐々木茂山道倫の開基、天山を開祖とする。もと曹洞宗で、一五世住職の時に臨済宗に改宗したと伝える。北条時頼は当寺に寄留したうえ、阿弥陀三尊像を寄進し、佐々木氏に命じて永久寺(えいきゆうじ)村方三町の田を寄付したという(坂田郡志)。元亀二年(一五七一)織田氏の兵火で焼失したが、慶長七年(一六〇二)の検地帳に寺領五反余とあり、延宝検地も同様。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by