色刷り本(読み)いろずりぼん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「色刷り本」の意味・わかりやすい解説

色刷り本
いろずりぼん

墨以外の顔料(がんりょう)も使用して印刷した本。普通、2色以上を用いる。江戸時代の多色刷りの絵本、絵入り本や、文章を色分けして刷った本がこれにあたる。漢籍ではこの技法によるものを套印本(とういんぼん)という。オフセットグラビアなど近代の印刷技術によって、主として絵画や写真などを原色に再現した本をいうこともある。さらにこれとは別に、墨を用いず、他の1色、たとえば朱、藍(あい)などで印刷した本をさす場合もある。

[木村八重子]

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