色板(読み)いろいた

精選版 日本国語大辞典 「色板」の意味・読み・例文・類語

いろ‐いた【色板】

〘名〙
① 色刷り用の版木。必要な色の部分だけを残して彫りならしてある。
※小津桂窓宛馬琴書簡‐天保六年(1835)一月一一日「とびらは、板木師に故障有之よしにて、あとへ残り、この節やうやく墨板のほり出来、わくの色板いまだ出来不申候」
② 種々の形にし、色を塗った板。幼児、低学年児童などの教材・玩具用。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「色板」の意味・読み・例文・類語

いろ‐いた【色板】

木版の色刷りに用いる版木。
さまざまな形の板に、色をつけたもの。子供の遊び道具

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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