現代外国人名録2016 「艾未未」の解説
艾 未未
アイ・ウェイウェイ
Ai Wei-wei
- 職業・肩書
- 現代美術家
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1957年8月28日
- 出生地
- 北京
- 学歴
- 北京電影学院中退
- 受賞
- 中国現代美術賞生涯功績賞〔2008年〕
- 経歴
- 北京で生まれたが、間もなく詩人であった父・艾青が反右派闘争で右派のレッテルを貼られ下放されたため、新疆ウイグル自治区で育つ。1978年北京電影学院に入学、’79年中国初の前衛芸術集団・星星画会に参加。’81年に退学して米国に渡り、ニューヨークで創作活動、最先端の現代美術に触れた。’93年帰国。中国現代美術の代表的な作家であり、社会や美術史を見据え、伝統と現代を結びつけたスケールの大きな作品で知られる。2008年の北京五輪のシンボルとなった、スイス人建築家による「鳥の巣」(国家体育場)の設計に助言したことでも有名。また、母国の社会問題に対して積極的に発言し、同年に起こった四川大地震では倒壊校舎の手抜き工事問題を厳しく追及。2010年11月北京の自宅で中国当局により一時軟禁。2011年4月脱税容疑で中国当局に拘束されたが、6月保釈された。2012年4月自宅にカメラを設置して私生活の一部始終をネットで公開、翌日、治安当局から中止を命じられた。共著にハンス・ウルリッヒ・オブリスト「アイ・ウェイウェイは語る」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報