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反右派闘争 はんうはとうそうFan-you-pai touzheng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

反右派闘争
はんうはとうそう
Fan-you-pai touzheng

1957年6月から年末にかけて中国で行なわれた,いわゆる右派分子に対する思想・政治闘争。1956年から 1957年初頭にかけ,自由な発言を奨励する「百花斉放百家争鳴」の運動が展開されたが,民主党派や知識分子による中国共産党批判がさまざまなかたちで激化したため,共産党が反批判を開始した。1957年6月8日『人民日報』社説は反右派闘争の口火を切り,9日の社説も「積極的な批判も必要であるが,正しい再批判も必要である」として反撃に転じ,26日から 7月15日まで開かれた全国人民代表大会第4回会議は反右派闘争と右派分子自己批判の大会となった。共産党の「天下」やプロレタリア独裁を批判した知識人は右派分子として孤立し,章伯鈞,羅隆基,儲安平らは糾弾の的となって完全に政治的発言力を失った。反右派闘争は整風運動と一体となって 8月頃から全国的な運動に発展し,民衆に対する社会主義教育運動とも結びついて,1958年の大躍進へと展開していった。1970年代末,「四つの現代化」政策のもとで 1957年に右派とされた 55万人のうち 53万人余は冤罪,残りの大部分も名誉回復された。

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世界大百科事典 第2版の解説

はんうはとうそう【反右派闘争 Fǎn yòu pài dòu zhēng】

1957年に中国でおこなわれた中国共産党に反対するブルジョア右派分子を摘発する闘争をさす。1956年,スターリン批判直後の〈雪どけムードが波紋をひろげるなかで,中共宣伝部長陸定一は,〈百花斉放百家争鳴〉を呼びかけたが,それは一種の〈自由化政策〉と人々の眼に映った。翌57年には毛沢東が《人民内部の矛盾を正しく処理する問題について》と題する演説をおこなったことで,〈自由化〉のムードはいっそうかき立てられた。

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大辞林 第三版の解説

はんうはとうそう【反右派闘争】

1957年に中国で行われた、中国共産党の政策に批判的な知識人を摘発する政治運動。主に文化・教育・報道部門の幹部が「右派分子」として追放された。文革後の78年、党中央は運動の行き過ぎを認め、名誉回復をはかった。

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世界大百科事典内の反右派闘争の言及

【中華人民共和国】より

…中共はこのとき,党員のサラリーを党外大衆より一段下げるとか,国家機関や社会組織における党員の割合を3分の1以下におさえるとか,〈党〉の特権化を防ぐ具体的処置を講ずべきであったろう。 ところが,57年6月,中共は突如として〈反右派闘争〉に転じ,〈党〉に批判的意見を出した党内外の大量の知識人に対して,反革命分子とほとんど同義語で,しかも事実証明の要らない〈右派分子〉なるレッテルをはって,社会的にこれを葬ったのである。きっかけとなった論文〈事態は変化しつつある〉を書いたのは毛沢東であったが,ともかくこれ以後,中共は,〈党〉外から栄養を吸収する道をみずから閉ざしてしまい,行政機関や社会組織は上から下まで事実上〈党〉の単一支配と化し,〈党〉のやり方に〈党〉外から文句をつける〈正直者〉は姿を消した。…

【中国文学】より

…彼は,中共中央に提出した長文の《文芸に関する意見》(1954)で,〈指導〉という名の党の干渉こそは文芸を窒息させるもとであるとして,文芸により広範な自由を与えよ,と主張したが,中共は毛沢東の直接指導下に,胡風を〈反革命分子〉として断罪した。ついで,反右派闘争(1957)の過程では,党の官僚主義を批判する作品を書いた若い作家の王蒙や劉賓雁などが〈右派分子〉として批判され,これ以後,党の〈指導〉を問題にすることは,事実上タブーとなった。 むろん,だからといって作家たちがまったく窒息させれられていたわけではなく,50年代末から60年代初めにかけては質的にかなり高い作品が数多く現れた。…

【百家争鳴】より

… このスローガンの背景となったのは,建国後の《紅楼夢研究》批判胡適思想批判胡風批判などの激しいブルジョア観念論批判によってもたらされた学術・思想界,文芸界の萎縮した状況を是正し,積極的な社会主義建設を遂行するためには知識人の結集を必要とするという党中央の意志があった。しかし予期に反した党に対する批判が激発した結果,1957年,反右派闘争が開始され,〈百家争鳴〉は鳴りやみ,〈百花斉放〉はしぼんでしまった。社会主義建設における党の指導性を否定する恐れを党中央がいだいたがためであった。…

※「反右派闘争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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