私生活(読み)シセイカツ

デジタル大辞泉 「私生活」の意味・読み・例文・類語

し‐せいかつ〔‐セイクワツ〕【私生活】

公的な場を離れた、その人の個人としての生活。「私生活が乱れる」
[補説]書名別項。→私生活
[類語]私事しじ私事わたくしごと私的個人的一身上プライベートプライバシー

しせいかつ【私生活】[書名]

神吉拓郎の短編小説集。昭和58年(1983)刊行同年、第90回直木賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「私生活」の意味・読み・例文・類語

し‐せいかつ‥セイクヮツ【私生活】

  1. 〘 名詞 〙 その人の、個人としての生活。生活の中の個人的な事柄に属する面。
    1. [初出の実例]「教会で御祈祷をして呉れた上に名士の私生活をも見せて呉れたに至っては」(出典:米国見物(1910)〈正岡芸陽〉沙市の最終)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「私生活」の意味・わかりやすい解説

私生活
しせいかつ
Private Lives

イギリス劇作家 N.カワード作の風習喜劇。 1930年作。離婚した夫婦それぞれ再婚し,その新婚旅行で偶然もとの夫と妻が同じホテル隣合せ部屋になったことから起る事件を通して,結婚男女生態機知にあふれた会話と鋭い心理描写で描く。

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世界大百科事典(旧版)内の私生活の言及

【カワード】より

…子役として舞台に立ち,若い頃から劇作に進んでしばしば自ら演出や主演を兼ねた。作品は喜劇,メロドラマ,ミュージカル,レビューなど多方面にわたるが,最も有名なものは有閑階級の乱れた男女関係を乾いた筆致で描いた《花粉熱》(1925),《私生活》(1930),《生活の設計》(1933),《陽気な幽霊》(1941),《現在の笑い》(1942初演)などの風習喜劇である。ほかに感傷的なミュージカル《甘辛人生》(1929)も興行的には成功した。…

※「私生活」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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