デジタル大辞泉 「芥太夫」の意味・読み・例文・類語 ごみ‐だゆう〔‐ダイフ〕【×芥▽太▽夫】 江戸後期、ざるに竹ざおをさしたものなどを抱え、こっけいな扮装ふんそうで、口三味線で浄瑠璃を語った門付け芸人。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「芥太夫」の意味・読み・例文・類語 ごみ‐だゆう‥ダイフ【芥太夫】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 江戸後期、門付けをして歩く芸人の一つ。二人で簡単なかみしもや滑稽な扮装をし、三味線のかわりにざるに竹棹をさしこんだものを抱えたりなどして、口三味線でいいかげんな浄瑠璃を語り、物を請い歩いたもの。[初出の実例]「『ムム何か。酒本飲太夫(さけもとのみたいふ)お門出語りテテンテンテンか』『十分(ずぶ)芥太夫(ゴミタイフ)よ』」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)[ 2 ] 歌舞伎所作事。常磐津。二世瀬川如皐作詞。三世岸沢式佐作曲。本名題「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」。文政一一年(一八二八)江戸中村座初演。江戸後期に多くいた芥太夫の風俗を舞踊化したもの。二世中村芝翫の七変化の一つ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例