花喰鳥文(読み)はなくいどりもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「花喰鳥文」の意味・わかりやすい解説

花喰鳥文
はなくいどりもん

鳳凰尾長鳥おうむおしどりなどの異国風の鳥類花枝や綬 (じゅ。リボン) をくわえた動的な文様。日本では奈良時代正倉院の鑑鏡や漆工品,染織品などに表わされている。ペルシア,東ローマなどで盛んに用いられたものが,唐代,中国に伝わって中国化され,日本には唐文化の文物とともに伝わった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む