花坂古窯跡群(読み)はなざかこようせきぐん

日本歴史地名大系 「花坂古窯跡群」の解説

花坂古窯跡群
はなざかこようせきぐん

[現在地名]伊豆長岡町花坂 島橋

沼津市境近く、花坂山(二七三・二メートル)北東麓の花坂集落南側を東に流れる沢の左岸に分布する。島橋しまはし窯跡と屋敷台やしきだい窯跡の二つの古窯跡からなる。花坂山と小谷を挟んだ北東にある大男おとこ(二〇七メートル)麓のうしはら古窯跡を含めて県東部地区では最大規模の古代窯業跡といえる。沼津市の御幸町みゆきちよう遺跡や藤井原ふじいばら遺跡、富士市の東平ひがしだいら遺跡などから当窯跡のものと共通する瓶子が発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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