花嶋村
はなしまむら
[現在地名]水海道市花島町
鬼怒川西岸の岡田台地に所在。西辺を結城街道が南北に走る。北西部の上花嶋と南東部の下花嶋に分れ、鬼怒川対岸は三坂村。戦国期に成立したと推定される覚(宗任神社蔵)に「花嶋之郷 四十貫文 御年貢 斗物八十俵」とみえる。また「関八州古戦録」によれば天正二年(一五七四)の小田原北条氏と下妻城主多賀谷氏の合戦で、北条軍が大生郷天満宮から当地に援軍二〇〇余人を送っている。
元和九年(一六二三)の花嶋村可納割付(渡辺清文書)によれば天領で、伊奈忠治の支配地。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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