花文綾(読み)ケモンリョウ

デジタル大辞泉 「花文綾」の意味・読み・例文・類語

けもん‐りょう【花文×綾】

花の文様のあるあや

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精選版 日本国語大辞典 「花文綾」の意味・読み・例文・類語

けもん‐りょう【花文綾】

  1. 〘 名詞 〙 花の模様のある綾(あや)
    1. [初出の実例]「綾 紋附 野王案綾〈音陵 阿夜 有就線綾長連綾二足綾花文綾平綾等名〉似綺而細者也 考声切韻云紋〈音文〉呉越謂小綾也」(出典:十巻本和名抄(934頃)三)
    2. 「御直衣(なほし)、花文れうを、このころ摘み出だしたる花して、はかなく染め出で給へる、いとあらまほしき色したり」(出典源氏物語(1001‐14頃)野分)

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