花粉培養(読み)かふんばいよう(英語表記)pollen culture

知恵蔵の解説

花粉培養

葯(雄しべの先端の花粉の入った袋)、あるいは花粉を試験管内で培養すること。細胞の染色体数が半分の半数体植物が得られ、これを植物ホルモン(コルヒチン)で処理すると、染色体数が倍化して、2倍体の純系個体(同一の染色体が2本ずつある複2倍体)が得られる。従来の交配法によって純系個体を得るには、10代以上もの自家受粉を繰り返す必要があったが、花粉培養によって作物の品種改良が著しく効率化した。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

かふんばいよう【花粉培養】

花粉を培養して半数の染色体をもつ培養細胞や植物体を作ること。実際の育種では花粉の入った葯やくのまま培養して、半数体植物を作っている。 → 葯培養

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

新華社

中華人民共和国の国営通信社。新華通訊社が正式名称。 1931年延安で創立され,48年北京に移り,現在は政府国務院新聞総署の管轄下にある。特に文化大革命以後は重要度が高まり,党と政府の発表はここを通じて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android