芳井村(読み)よしいむら

日本歴史地名大系 「芳井村」の解説

芳井村
よしいむら

[現在地名]三原村芳井

下長谷しもながたに村の南東、三原川流域三原郷内最下流に位置する新田村。主として下長谷村域内が開発され、成立した。

芳井邑諸記録(小八木文書)に「幡多郡三原郷大駄場・藤ケ駄馬、同郡江ノ村之内間村之儀、小八木八右衛門五人扶持ニ弐拾石ヲ以御代官役相勤申内ニ、右三ケ処見立ヲ以御願申上、八右衛門兵左衛門開発シ、寛文年中ニ役知ニ御願申上、其後爾来拝領致シ来ル五人扶持ニ弐拾石ヲ指上、右三ケ処ノ役知ヲ新田知行ニ拝領致シ、八右衛門老年ニ及ビ兵左衛門父八右衛門ガ代勤ヲ致ス也」とみえ、「寛文五甲巳歳役知ニ奉願指出之写」として、地高四町三反五代三歩が毛付江之えの(現中村市)、一四町四〇代五歩が下長谷村、五町九反二〇代五歩が未開、八町一反二〇代が毛付で、合せて一八町三反四六代とし、「右之新田先御仕置之時野中伝右衛門殿御裏判ニ御役知ニ被下開発仕候、其御裏判之書付当時御仕置御奉行中へ指上申候、唯今御地詰被仰付候得共八右衛門之地高より外出目御座候へ共今度壱所ニ添御役知ニ被仰付可被下候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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