20世紀日本人名事典 「芳賀徳蔵」の解説
芳賀 徳蔵
ハガ トクゾウ
大正・昭和期の医師 青森県体育協会会長。
- 生年
- 明治22(1889)年11月9日
- 没年
- 昭和29(1954)年4月16日
- 出生地
- 青森県堀越村(現・弘前市)
- 学歴〔年〕
- 東北医学専門学校卒
- 経歴
- 青森中学校在学中は野球選手として知られた。のち東北医学専門学校に進み、弘前市内の病院勤務を経て郷里堀越村で開業。次いで同県平賀町に移り、長きに渡って地域医療で活躍した。その一方でスポーツ振興にも貢献し、大正12年野球少年のために弘前市の南塘グラウンド建設に協力。野球のみならずマラソン選手育成にも力を入れ、昭和7年には中南陸上競技連盟を設立した。また、21年には青森県体育協会の初代会長に就任。在任中に天皇杯8位という好成績を収めるなど、県のスポーツ界活性化に尽くした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報