最新 地学事典 「苔植物類」の解説
コケしょくぶつるい
苔植物類
学◆Bryophyta 英◆ bryophytes
維管束をもたず,胞子体が配偶体に栄養上依存する陸生緑色植物。蘚苔(せんたい)類とも。ツノゴケ類・蘚類・苔類からなる。化石としては,ニューヨークのデボン系上部から記載された苔類のPallaviciniites(Hepaticites)が最古。蘚類は石炭紀前期にMuscitesが出現するが,現生属と比較できるものは始新世からである。ツノゴケ類は白亜紀後期以前には記録がない。デボン紀のライニー植物群など,初期の維管束植物とされたもののなかに,通道組織を欠きコケ型生活史を営むものが認識されつつあり,コケ植物類との関係について論議されている。
執筆者:西田 治文
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

