苔衣(読み)コケゴロモ

精選版 日本国語大辞典 「苔衣」の意味・読み・例文・類語

こけ‐ごろも【苔衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こけ(苔)の衣(ころも)
    1. [初出の実例]「片敷くや、森の木蔭の苔衣」(出典:光悦本謡曲・野宮(1470頃))
  3. こけ(苔)の衣(ころも)
    1. [初出の実例]「よなよなの涙しなくばこけ衣秋をく露のほどはみてまし〈藤原為家〉」(出典:新後撰和歌集(1303)雑上・一二九五)
  4. 香木の名。
  5. こけごろもがき(苔衣牡蠣)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む