若生(読み)わかばえ

精選版 日本国語大辞典 「若生」の意味・読み・例文・類語

わか‐ばえ【若生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あらたに生え出た芽。若芽。わかだち。ひこばえ
    1. [初出の実例]「年を経て待ちつる松のわかばえに嬉しくあへる春のみどり子」(出典:栄花物語(1028‐92頃)若ばえ)
  3. ( 比喩的に ) おさない子。幼児
    1. [初出の実例]「今年此君名左の若(ワカ)はへなりとて㒵(かほ)みせはやくも御げんなり参らせたく候」(出典評判記・難波立聞昔語(1686)松本兵蔵)
  4. 若いこと。元気であること。
    1. [初出の実例]「沃君と云は潤沢貌わかはへの潤いのある体ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android