若鮎(読み)ワカアユ

デジタル大辞泉 「若鮎」の意味・読み・例文・類語

わか‐あゆ【若×鮎】

若く、元気のいいアユ。こあゆ。 春》「―の二手になりて上りけり/子規
[類語]氷魚稚鮎落ち鮎下り鮎上り鮎

わかゆ【若×鮎】

《「わかあゆ」の音変化》若いアユ。
「松浦川玉島の浦に―釣るいもらを見らむ人のともしさ」〈・八六三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「若鮎」の意味・読み・例文・類語

わかゆ【若鮎】

〘名〙 「わかあゆ(若鮎)」の変化した語。
万葉(8C後)五・八五七「遠つ人松浦の川に和可由(ワカユ)釣る妹がたもとをわれこそ巻かめ」

わか‐あゆ【若鮎】

〘名〙 若い鮎。わかゆ。《季・春》
※連歌新式追加並新式今案等(1501)「鮎 夏也。若鮎は春也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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