デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「苦沙弥先生」の解説 苦沙弥先生 くしゃみせんせい 夏目漱石の小説「吾輩は猫である」の登場人物。旧制中学の英語教師。姓は珍野。美学者の迷亭,理学者の水島寒月らと日々談論にふけるが,その自由な知識人すなわち「太平の逸民」の思想と家庭生活を,飼い猫に痛烈に風刺される。作品は明治38年(1905)から翌年まで「ホトトギス」に連載された。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例