茂みに(読み)シミニ

デジタル大辞泉 「茂みに」の意味・読み・例文・類語

しみ‐に【茂みに】

[副]すきまなくいっぱいに。
「梅の花み山と―ありともやかくのみ君は見れど飽かにせむ」〈・三九〇二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茂みに」の意味・読み・例文・類語

しみみ‐に【茂に・繁に】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「しみに」「しみら」と同語源 ) おびただしく。すきまなく。しきりに。しみに。
    1. [初出の実例]「大君の しきます国に うち日さす 京(みやこ)思美彌爾(シミミニ) 里家は さはにあれども」(出典万葉集(8C後)三・四六〇)

しみ‐に【茂に・繁に】

  1. 〘 副詞 〙 繁く。すきまなく。しみみに。
    1. [初出の実例]「梅の花み山と之美爾(シミニ)ありともやかくのみ君は見れど飽(あ)かにせむ」(出典:万葉集(8C後)一七・三九〇二)

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