精選版 日本国語大辞典 「茶筅飾」の意味・読み・例文・類語 ちゃせん‐かざり【茶筅飾】 〘 名詞 〙 抹茶のたて方の一つ。茶巾と茶筅と茶杓を茶碗の中に入れないで、水さしの蓋の上に飾り、前に袋に納めた茶入を入れた茶碗を置くこと。古いいわれのある茶碗や新茶碗を扱う時などの方式。裏千家流小習(こならい)十六箇条の一つ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の茶筅飾の言及 【茶筅】より …しかし,江戸時代に入って茶の湯が確立すると,茶筅の製作を専業とする茶筅師が出現し,奈良高山(現,生駒市高山町)が茶筅の産地として知られるようになった。また点前にも〈茶筅飾〉の習があって,水指の上に茶巾,茶筅,茶杓を飾り,気持を改めたことの表現としている。茶筅の穂立の数,竹の種類(白竹,紫竹,煤竹(すすだけ),青竹),寸法などによって形状はさまざまで,流儀によるきまりも多い。… ※「茶筅飾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by