草結ぶ(読み)クサムスブ

デジタル大辞泉 「草結ぶ」の意味・読み・例文・類語

くさむす・ぶ

草と草を結び合わせ、そこに霊魂をこめて、互いの心が永久に離れないように祈ったり、旅の安全・幸運などを願ったりする。
いもかど行き過ぎかねて―・ぶ風吹き解くなまたかへりみむ」〈・三〇五六〉
《草をたばねて枕にする意から》旅で野宿する。旅寝する。
近江の海湊は八十やそちいづくにか君が船て―・びけむ」〈・一一六九〉
草を結んで、旅の道中道しるべにする。
朝立ちて別れし人は今もかもひな荒野に―・ぶらん」〈夫木・三六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ソチ 船泊 八十

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む