デジタル大辞泉 「草結ぶ」の意味・読み・例文・類語 草くさ結むす・ぶ 1 草と草を結び合わせ、そこに霊魂をこめて、互いの心が永久に離れないように祈ったり、旅の安全・幸運などを願ったりする。「妹いもが門かど行き過ぎかねて―・ぶ風吹き解くなまたかへりみむ」〈万・三〇五六〉2 《草をたばねて枕にする意から》旅で野宿する。旅寝する。「近江の海湊は八十やそちいづくにか君が船泊はて―・びけむ」〈万・一一六九〉3 草を結んで、旅の道中の道しるべにする。「朝立ちて別れし人は今もかも鄙ひなの荒野に―・ぶらん」〈夫木・三六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例