精選版 日本国語大辞典 「荏油」の意味・読み・例文・類語
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エゴマの種から得られる淡黄色の油。エゴマ油ともいう。荏油を構成するグリセリドの脂肪酸としては,表に示すように高度不飽和脂肪酸が多い。代表的乾性油で,きわめて容易に重合,硬化する。この性質を利用して,日本では漆に混合して透明漆の原料とし,また油紙の作製にも用いられていたが,近年は安価なキリ油や合成乾性油等に代替されている。食用にも供される。
執筆者:内田 安三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…種子は46~50%の乾性油を含む。圧搾法で荏油(えのあぶら)perilla oilをとり,食用,工業用とする。油紙,雨傘,ちょうちんなどの防水加工やペイントなどの原料となる。…
…種子は46~50%の乾性油を含む。圧搾法で荏油(えのあぶら)perilla oilをとり,食用,工業用とする。油紙,雨傘,ちょうちんなどの防水加工やペイントなどの原料となる。…
※「荏油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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