荏の油(読み)えのあぶら

精選版 日本国語大辞典 「荏の油」の意味・読み・例文・類語

え【荏】 の 油(あぶら)

荏胡麻(えごま)種子から採取した乾性油日本特産油紙雨傘などに塗布して防水に用いる。
令義解(718)賦役「其調副物。〈略〉。麻子油七夕。荏油一合」

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デジタル大辞泉 「荏の油」の意味・読み・例文・類語

え‐の‐あぶら【×荏の油】

エゴマの種子からとった油。アルファリノレン酸を多く含み、食用とするほか、ペンキ・ワニスなどに使用される。古くは灯用や雨傘などの塗料に用いた。荏胡麻油えごまあぶら紫蘇油しそあぶら。えのゆ。

え‐の‐ゆ【×荏の油】

えのあぶら(荏の油)

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