デジタル大辞泉
「高度不飽和脂肪酸」の意味・読み・例文・類語
こうど‐ふほうわしぼうさん〔カウドフハウワシバウサン〕【高度不飽和脂肪酸】
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家庭医学館
「高度不飽和脂肪酸」の解説
こうどふほうわしぼうさん【高度不飽和脂肪酸】
脂肪は、脂肪酸(しぼうさん)とグリセロールから構成されています。不飽和脂肪酸は、脂肪酸の構造のなかに、不飽和結合でできる腕があるもので、酸素があると、結合しようとします。つまり、他の物質から酸素をうばい結合しやすい(酸化されやすい)のです。その結果、他の物質は酸素をうばわれ、フリーラジカル(遊離基)ができて不安定になり、他の物質からラジカルをうばって自分が安定化し、他の物質は酸化されます。これが次々とくり返されます。
高度不飽和脂肪酸(多価不飽和脂肪酸ともいう)は、そのなかでも、この腕の数が多いものをいいます。これらは、植物油や魚油に多く含まれており、からだの中で重要なはたらきをしていることが多く、しかも体内ではつくられないので、必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)とも呼ばれます。
したがって食事から摂取しなければなりませんが、これらを多く摂取すると、酸化を防ぐために、ビタミンEが使われてしまうため、Eの必要量がふえます。
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高度不飽和脂肪酸
こうどふほうわしぼうさん
highly unsaturated fatty acid
二重結合を多く含む脂肪酸の総称。海産動物油中に特に多く含まれる。酸化されやすく,これを多く含む油は高いヨウ素価を示す。空気中で酸化されて被膜をつくるので,乾性油と呼ばれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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