荒坂神社(読み)あらさかじんじや

日本歴史地名大系 「荒坂神社」の解説

荒坂神社
あらさかじんじや

[現在地名]福部村八重原

八重原やえばら集落東方の山中腹に鎮座。旧村社で、祭神は大己貴命・少彦名命・素盞嗚命。「延喜式」神名帳に載る法美ほうみ郡九座のうち小八座の一、「荒坂アラサカ神社」に比定される。「播磨国風土記」讃容郡弥加都岐原の条に、服部弥蘇連と因幡国造阿良佐加比売との間にできた娘たちの説話が載るが、阿良佐加比売は同社にかかわるものと考えられる。また貞観五年(八六三)に新羅国人が因幡国の「荒坂浜」に来着しているが(「三代実録」同年一一月一七日条)、同社はその近辺にあったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む