荒奏(読み)あらそう

精選版 日本国語大辞典 「荒奏」の意味・読み・例文・類語

あら‐そう【荒奏】

  1. 〘 名詞 〙 国司からの不堪佃田(ふかんでんでん)(=荒廃して耕作できない田地)の坪付帳をそのまま天皇に奏上すること。→和奏(にごそう)
    1. [初出の実例]「左大臣被参、先被位祿、次有官奏、去年不荒奏」(出典権記‐長保六年(1004)五月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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