荒奏(読み)あらそう

精選版 日本国語大辞典 「荒奏」の意味・読み・例文・類語

あら‐そう【荒奏】

  1. 〘 名詞 〙 国司からの不堪佃田(ふかんでんでん)(=荒廃して耕作できない田地)の坪付帳をそのまま天皇に奏上すること。→和奏(にごそう)
    1. [初出の実例]「左大臣被参、先被位祿、次有官奏、去年不荒奏」(出典権記‐長保六年(1004)五月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android