荒妙の(読み)アラタエノ

デジタル大辞泉 「荒妙の」の意味・読み・例文・類語

あらたえ‐の〔あらたへ‐〕【荒妙の】

[枕]藤を「あらたえ」の材料とするところから、「藤」にかかる。
「―藤原が上にす国を」〈・五〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「荒妙の」の意味・読み・例文・類語

あらたえ‐のあらたへ‥【荒妙の・荒栲の】

  1. 荒妙の材料である藤」というつづきで「藤」を含む地名「藤原」「藤井」「藤江」にかかる。
    1. [初出の実例]「荒妙乃(あらたへノ) 藤原が上に 食(を)す国を めし給はむと」(出典万葉集(8C後)一・五〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android