荒御裂き(読み)あらみさき

精選版 日本国語大辞典 「荒御裂き」の意味・読み・例文・類語

あら‐みさき【荒御前・荒御裂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (軍の先頭に立つ)勇武な神。神功皇后の征韓の際の乗船に現われたという住吉大神荒御魂(あらみたま)
    1. [初出の実例]「むかし神功皇后(じんごうくゎうこう)新羅(しんら)をせめ給ひし時、伊勢大神宮より二神のあらみさきをさしそへさせ給ひけり」(出典平家物語(13C前)一一)
  3. 人の仲、特に男女の仲を裂く神。あらみかげ。あらみさきひめ。
    1. [初出の実例]「あらみさきとは、人の中をさくる神を云ふ、さくる神とも」(出典:能因歌枕(11C中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む