荒炭(読み)あらすみ

精選版 日本国語大辞典 「荒炭」の意味・読み・例文・類語

あら‐すみ【荒炭】

  1. 〘 名詞 〙 堅炭の古い言い方か(和訓栞)。
    1. [初出の実例]「荒炭十二斛 和炭六斛」(出典:正倉院文書‐天平宝字六年(762)四月二日・東大寺鋳鏡用度注文)
    2. 「強ひて位する者は、銅(あかがね)(アラスミ)の上に鉄丸を居(お)きて呑み〈国会図書館本訓釈 炭 アラスミ〉」(出典日本霊異記(810‐824)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android