鉄丸(読み)テツガン

デジタル大辞泉 「鉄丸」の意味・読み・例文・類語

てつ‐がん〔‐グワン〕【鉄丸】

鉄のたま
のんどは又ふさがりて、―をめるおもい」〈紅葉金色夜叉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉄丸」の意味・読み・例文・類語

てつ‐がん‥グヮン【鉄丸】

  1. 〘 名詞 〙 鉄のたま。鉄でつくったたま。地獄で飲まされる鉄のかたまり。また、鉄の弾丸
    1. [初出の実例]「現在の甘露は未来の鉄丸なり」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
    2. 「鉄炮とて鞠の勢なる鉄丸(テツグヮン)の迸る事坂を下る車輪の如く」(出典太平記(14C後)三九)
    3. [その他の文献]〔大宝積経‐四二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android