荷取(読み)にとり

精選版 日本国語大辞典 「荷取」の意味・読み・例文・類語

に‐とり【荷取】

〘名〙 (「にどり」とも)
荷物を取ること。荷物を取り上げ、出発用意をすること。
※永久三年十月廿六日内大臣忠通後度歌合(1115)「にどりせよ草の枕に霜おきて月出でば越えむ白川の関〈藤原宗国〉」
② 荷物の一部を盗み取ること。また、その盗人
※雑俳・媒口(1703)「追々に荷取りの馬士がちらし髪」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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