荻野朝忠 おぎの-ともただ
?-? 南北朝時代の武将。
丹波氷上郡(兵庫県)葛野(かどの)荘の地頭。はじめ千種忠顕(ちぐさ-ただあき)に属し,六波羅を攻撃する。建武の新政の失敗後は丹波守護仁木頼章にしたがい,北朝方としてたたかう。貞和(じょうわ)元=興国6年(1345)児島高徳らと足利尊氏に反して挙兵したが敗れる。文和(ぶんな)2=正平8年(1353)楠木正儀(まさのり)の京都進攻に対し高師詮(こうの-もろあきら)にしたがってたたかい,以後の消息は不明。通称は彦六。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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