莫逆(読み)バクゲキ

デジタル大辞泉 「莫逆」の意味・読み・例文・類語

ばく‐げき【×逆】

《「荘子」大宗師から。心に逆らうことしの意》非常に親しい間柄。ばくぎゃく。「莫逆の交わり」

ばく‐ぎゃく【×莫逆】

ばくげき(莫逆)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「莫逆」の意味・読み・例文・類語

ばく‐げき【莫逆】

〘名〙 (心に逆らうことがないの意から) きわめて親密な間柄のこと。また、その友。ばくぎゃく。
※済北集(1346頃か)八・源翁軸序「昔龍山和尚以源翁号。江湖莫逆以伽陁徳」 〔荘子‐大宗師〕

ばく‐ぎゃく【莫逆】

読本椿説弓張月(1807‐11)後「兄弟莫逆(バクギャク)にて、親しみふかく孝順なる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android