莫連(読み)バクレン

デジタル大辞泉 「莫連」の意味・読み・例文・類語

ばく‐れん【×莫連】

すれていてずるがしこいこと。また、そのような女性。あばずれ。すれっからし。
「ああ見えても…中々の―で」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「莫連」の意味・読み・例文・類語

ばく‐れん【莫連】

〘名〙 (形動) 世間ずれしていて悪がしこいこと。また、そのさま。すれっからし。主として女についていう。
洒落本・祇園祭挑燈蔵(1802)「天(あま)よばはりすれば川と名をとる悪女(バクレン)あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報