菅生澗村(読み)すごうだにむら

日本歴史地名大系 「菅生澗村」の解説

菅生澗村
すごうだにむら

[現在地名]夢前町菅生澗

菅生川を挟んでてら村の西に位置する。「和名抄」に載る餝磨しかま郡菅生郷の遺称地とされ、中世には菅生庄とよばれた。天正八年(一五八〇)閏三月晦日の羽柴秀吉禁制案(白国文書)に「菅生之谷」とみえ、秀吉は当地での竹木の伐採を禁じている。慶長国絵図には谷村とみえ、菅生谷村・澗村とも記された(正保郷帳、元文五年「龍野領分明細帳」常城家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android