伐採(読み)バッサイ

デジタル大辞泉の解説

ばっ‐さい【伐採】

[名](スル)山林などの樹木を切り出すこと。「杉の大木を伐採する」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伐採
ばっさい

森林で立木(りゅうぼく)を切り倒し(伐倒、伐木)てから、枝のついた木全体(全木)あるいは枝を払った木全体(全幹)を林道端まで集め(集材)、一定の長さに切って丸太をつくる(玉切(たまぎり)、造材)か、伐倒後ただちに造材してから林道端に集材するまでの、森林における木材の収穫作業全体をいう。ほぼ同義に、斫伐(しゃくばつ)ということばが使われたことがあった(例、斫伐事業など)。近年では伐採搬出を略した伐出(ばっしゅつ)がよく使われる。冬季の積雪を利用して伐採を行うのを冬山伐採、夏季に行うのを夏山伐採という。機械が導入される以前は、樹液流動開始前に伐木造材し、林内に放置して木材を自然乾燥させ、できるだけ軽くしてから1回当り多量の木材を集運材するのが普通であったが、ふたたびこの方法も見直されつつある。機械化が進み、労働条件の相対的によい夏山伐採が広く行われてきたが、林地保全と労働の周年雇用を配慮して、積雪地における冬山伐採もふたたび見直されている。

[山脇三平]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ばっ‐さい【伐採】

〘名〙 木や竹などを切り倒すこと。〔音訓新聞字引(1876)〕
※夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「記念の古松等はみだりに伐採しないであらう」 〔論衡‐超奇〕

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