菖津浦(読み)しようづうら

日本歴史地名大系 「菖津浦」の解説

菖津浦
しようづうら

[現在地名]肥前町大字鶴牧つるまき

絃巻つるまき村内の仮屋かりや湾に臨む漁村で、文化年中(一八〇四―一八)独立した浦となった。

寛政五年(一七九三)の「浦嶋から書出候船数」(船宮史料)によれば「一、船数弐拾壱艘天当、菖津浦」とある。唐津藩の小笠原氏時代(一八二三―七一)の浦の一つとして記録され、鰯網海鼠・引船・小鰯網・鯖釣・小手操網・鮪網などが行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android