菱川師信(読み)ひしかわ もろのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菱川師信」の解説

菱川師信 ひしかわ-もろのぶ

?-? 江戸時代前期-中期浮世絵師
画風菱川師宣(もろのぶ)にちかく,肉筆美人画にすぐれ,版本挿絵もあるという。元禄(げんろく)-享保(きょうほう)(1688-1736)のころに活躍したらしい。通称長兵衛作品に「女用訓蒙図会」「好色はつむかし」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「菱川師信」の解説

菱川師信

生年生没年不詳
江戸前期の浮世絵師。元禄~享保(1688~1736)ごろに活躍した菱川派の絵師で,肉筆浮世絵がある。艶本や版本の挿絵もあるというが詳細は未詳。白井華陽著『画乗要略』(1832)に記載されているが,その書には菱川師宣が載っていないので,両者混同があるように思われる。

(浅野秀剛)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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