菱野貞次(読み)ヒシノ テイジ

20世紀日本人名事典 「菱野貞次」の解説

菱野 貞次
ヒシノ テイジ

大正・昭和期の社会運動



生年
明治31(1898)年6月13日

没年
昭和15(1940)年4月17日

出生地
京都市下京区東七条

学歴〔年〕
崇仁小学校卒

経歴
印刷工としてアナキズム系の京都印刷工組合を組織し、のち京都日出新聞社に入るが、大正11年の争議で解雇される。同年全国水平社創立大会に参加し、次第にアナからボルへ転じる。15年労働農民党中央委員となり、昭和4年労農大衆党から京都市議に当選。その間、多くの運動を指導する。5年全国大衆党中央委員、6年全国労農大衆党中央委員。7年新日本国民同盟に参加、のち愛国労働農民同志会に参加し、13年日本革新党京都連合会副会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菱野貞次」の解説

菱野貞次 ひしの-ていじ

1898-1940 大正-昭和時代前期の社会運動家。
明治31年6月13日生まれ。印刷工となり,京都印刷工組合を組織。大正11年全国水平社創立大会に参加し,本部中央委員となる。のち水谷長三郎らの労農大衆党にくわわり,昭和4年京都市議に当選。昭和15年4月17日死去。43歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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